『春の石』コラボレート写真詩① [コラボレート]
『春の石』
(photo by ドン亀さん )
冬寒の風の中に
暖かな石が立っていた
それは はるか昔から
すべての季節の ぬくもりを集めて
北国をゆく旅人や
北国に住む人々に
やがて来る花の季節を 告げようと
ここに立ちつづけてきたにちがいない
冬寒の中に 暖かな神の石を 見つけた
(作者からあなたへ)
☆都会では見かけることなど出来ない神の石。でも実は、ほんの百年ちょっと前には、日本中どこにでも、人を見守り、導く、こうした神の石が点在していたのです。長い時間をかけてそれを造った人の思いを、体いっぱいに見せて。だから人はごく自然に、感謝の手を合わせたのでしょうね。
(「ドン亀日記」より)
2006年3月8日付「村の道祖神」という頁からお借りした写真。この日長野では朝から強風が吹いていたそうです。彼の住んでいる山形村には、道祖神がたくさん点在し、「道祖神の村」とも呼ばれているそうです。
2006-04-28 17:57
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